くらげ

6月の雨のいたずら

本当のことを隠した

傘をさす私はくらげみたいね

 

終わらない夜をさがして

音符と休符を繋いだ

少しだけ素直になれる気がして

 

放った想いが誰かのことを

傷つけてないかこわくなるのよ

だから何も感じなくなれたならいいのに

 

ゆらり ゆられてる 命がただあって

触れたら壊れてしまいそうね

愛も嘘も全部この夜が終わる

その時に消えてほしい

あなたの瞳が滲む時に

生まれるわずかな引力が

悲しみや寂しさまでも繋ぐの

 

小さく吸って吐いたため息

止まらぬ夜の中で溶けてく

空いた左の手でその小さな手を繋ぐよ

 

ゆらり ゆられてる 儚い身体に

触れていられたら消えやしないの

終わりがあるから今を愛せると知ったよ

あなたがいたから

 

ゆらり ゆられてる 命の光が

暗い水の中 消えないように

少し傷ついた私の両手で守るよ

このまま

 

泣ける夜があって まぶしい朝があって

繰り返し明日を待つ生き物

愛も嘘も全部 無くしたことも全部つれていく

あなたと

(作詞、作曲:Ryota)