通り雨の後に

くたびれてため息をついて歩く

仕事の帰り道で通り雨に降られた

正直に傷ついて

理不尽なやつのご機嫌をとっては虚しくなるのさ

 

でも君がここにいてくれたらなぁ

その笑顔だけあればいいのに

 

生きるのが苦しいと

あの空の向こうに行きたくもなるよ

こんな日常なら

君だけが特別に狂ってるわけじゃない

安心しなよ

当たり前なのさ

 

ただ君がここにいてくれたらなぁ

それだけでいい それだけでいい

 

バカみたいに働いて

死にたくなるほど追いつめられてさ

ほんとおつかれさま

通り雨が過ぎたら

君のとこへ会いに行きたいな

会いに行きたいな

 

(作詞、作曲:Ryota

水色

○月×日 通り雨の朝に

ふわふわな言葉を空に投げて

気付かないふりをした微かな光など

儚く薄れては少しだけ滲んだの

 

それはあまりに綺麗すぎて

まっすぐ見れないの

 

透明な景色の中で咲いた花は

いつも風に揺られて

何を思い浮かべているのでしょう

ただ水色に染められて

 

静かに響いた命の歌声が

いつかはその耳に届くように

例えばもう明日が来ないとするのなら

どんな言葉たちを私は紡ぐのでしょう

 

そうね、確かに感じたこと

ひとつ抱きしめて

 

永遠に変わらないものがあるのなら

それはあなたの色で

廻る世界にひとりぼっちでもさ

まだ見えるものがあるでしょう?

 

寄り添うことに意味がないというのなら

きっとこんな世界は

廻る意味を失くしてしまうから

どうか消えないで

 

透明な景色の中で咲いた花は

いつも風に揺られて

何を思い浮かべているのでしょう

ただ水色に染められて

(作詞、作曲:Ryota)

くらげ

6月の雨のいたずら

本当のことを隠した

傘をさす私はくらげみたいね

 

終わらない夜をさがして

音符と休符を繋いだ

少しだけ素直になれる気がして

 

放った想いが誰かのことを

傷つけてないかこわくなるのよ

だから何も感じなくなれたならいいのに

 

ゆらり ゆられてる 命がただあって

触れたら壊れてしまいそうね

愛も嘘も全部この夜が終わる

その時に消えてほしい

あなたの瞳が滲む時に

生まれるわずかな引力が

悲しみや寂しさまでも繋ぐの

 

小さく吸って吐いたため息

止まらぬ夜の中で溶けてく

空いた左の手でその小さな手を繋ぐよ

 

ゆらり ゆられてる 儚い身体に

触れていられたら消えやしないの

終わりがあるから今を愛せると知ったよ

あなたがいたから

 

ゆらり ゆられてる 命の光が

暗い水の中 消えないように

少し傷ついた私の両手で守るよ

このまま

 

泣ける夜があって まぶしい朝があって

繰り返し明日を待つ生き物

愛も嘘も全部 無くしたことも全部つれていく

あなたと

(作詞、作曲:Ryota)